鋳造品の後加工・表面処理

鋳造品のCNC加工
鋳造品のCNC後加工の様子(イメージ図)

鋳造品の多くは、鋳造しただけでは完成しません。精度が必要な面の加工、穴あけとタップ、バリ取り、表面処理を経て部品になります。運営会社の華晟精密はCNC精密加工の工場であり、鋳造品の後加工を図面に応じて自社または提携工場で行います。

後加工

加工 主な対象
フライス加工 シール面、取付面、はめ合い部の平面・段差
穴あけ・リーマ・タップ 取付穴、ねじ穴、位置決め穴
旋削 軸受部、円筒部のはめ合い
バリ取り・トリミング 湯口・オーバーフロー・バリの除去

鋳造品の加工では、どの面を基準にするか(データム)と、鋳肌面の寸法ばらつきの扱いが重要です。図面に基準面と加工面を明記してください。

表面処理

鋳造品の表面仕上げの比較
鋳肌・ショットブラスト・粉体塗装・アルマイトの比較(イメージ図)
処理 主な目的 留意点
ショットブラスト 鋳肌の均一化、下地処理 粗さ・外観の基準を決めておく
粉体塗装・焼付塗装 外観、耐食性 色(RAL・マンセルなど)と膜厚の指定
アルマイト 耐食性、外観 ADC12などSiの多い材質は色ムラ・灰色になりやすい
化成処理 塗装下地、導電性の確保 処理の種類と環境規制(六価クロム不使用など)の確認
めっき(亜鉛ダイカスト) 装飾、耐食性 鋳肌の巣が外観に出ることがあるため、外観基準を事前に決める

よくある質問

アルミダイカスト(ADC12)にアルマイトはできますか?

処理自体は可能ですが、ケイ素(Si)を多く含むため、展伸材のような均一できれいな外観にはなりにくい材料です。外観が重要な場合は、塗装を選ぶか、材質を含めて設計段階でご相談ください。

鋳造と後加工を別々の会社に依頼するより有利ですか?

鋳造と加工の基準面の取り決め、不具合時の原因切り分け、輸送の手間がひとつの窓口にまとまる点がメリットです。価格は条件によるため、内容をそろえて比較してください。